LeBlanc差し戻しの経緯



情報元
https://boards.na.leagueoflegends.com/en/c/developer-corner/g3irv9JI-leblanc-mini-revert-context

AzuBK(ゲームデザイナ)による投稿

アサシンアップデートに対する考え

敵を倒すまで時間を遅くするという名目でLeBlancのバーストダメージをよりトリッキーにするよう、アサシンアップデートでは彼女のツールに多大な変更を加えた。1年前を振り返ると、これらの変更は混ざり合ったバグとなった。Eを受けた相手に範囲から脱出する機会を与えるために削除したスローなど、変更の一部はいまだに納得できるものだ。他は立派な目標ではあったが出来栄えに苦しんだ。例えば彼女の新たなパッシブであるマークは、ダメージを引き下げを意図していたが、LeBlancの中核をなしていたもの、スペルのキャスト順の重要性を大幅に下げた("キャスト順は問題ではない、ただマークを待てばよい")。

小さな差し戻しの目標

振り返るのはこれくらいにして、このプロジェクトの方向性と目標、そしてプレイヤーがどう協力できるかについて話そう。LeBlancと対峙するときの不満を軽減するというアサシンアップデートの目標に傷を負う一方で、我々の主要な目標は彼女をできるだけリワーク前の状態に戻すことだ。同じようなプロジェクトでも同様に、全てのチャンピオンに必要なものを与えるということはないが、ここ数週間テストや模索を内部で行っており、ゆくゆくは皆を満足させることができると考える方向性ができつつある。

おもしろい(かつ重要な)ものから手を付ける。:

  • パッシブのマークは廃止し、以前のSigil of Maliceに戻す。リワーク前のLeBlancによる瞬間かつ遠距離のバーストダメージは高すぎたと考えているが、マークのために棒立ちさせることはプレイヤーに対する妥当な問いかけではなかった。代わりにRQと後半のE/REを強調することでダメージをより自然に伸ばすことを目指している。
  • 昔のMimic(再演)キャストパラダイムが戻ってくる。再演をキャストするのに2回ボタンを押すのは、特にLeBlancのようなコンボキャスターにはつらい遅延が生じていた。どのスペルを詠唱しているかにかかわらず、RWでの逃げが使えないことで彼女自身を危険にさらすので、リワーク前のキャストパラダイムもゲームにとって健全であり、これは全面的に成功だ。
  • グローバルR-Rクローンに関する印象は混ざり合っている。トリッキーなアウトプレーの可能性がある一方で、クローンの最も効果的な用途は探索とスキルショットの妨害であり、狡い奇術師の幻惑にはそぐわない。よってクローンの変更を差し戻し、ミラーイメージに戻す。ミラーイメージは両者が緊張している瞬間(LeBlancがやられそうで、相手が倒そうとしている)に発動し、両者に一定の利用価値と騙し、アウトプレーの機会をもたらす。
  • 他にも次のような調整と仕組みの変更を行った。:
  • 通常のQは均等に分散するのに比べ、RQのダメージは初回のヒットよりもマークに左右される。Q+Rによるポーク(そのダメージ量によりポークと言える)はリワーク前では度々問題だったが、彼女を危険にさらすことなく相手を鎖で縛りつけた場所に戻ることに熱心ではなかった。同様にEとREのダメージの伸びは緩やかになる。
  • Eの鎖は少し抜けやすくなる。この変更はプレイヤーがライブサーバーで頻繁に不公平に感じる、鎖の破壊をより現実的にしたいという場合と向き合うことを狙いとしている(スローのためにEを使うときより範囲は小さくなる)。ルートダメージによりパワーを与えた意図を考えると、鎖が壊れる瞬間は両者にとって正当で特に重要だ。
  • Wの再使用前の使用不可時間が減少。以下のような理由があり使用不可時間を完全に差し戻し/削除する予定はないが、目標を達成するために遅延をライブサーバーと同じくらい長くする必要はない。また短いダッシュがライブサーバーほど問題(ずば抜けて最悪なケースを生み出すことがある)とならないよう、ダッシュを始めたときではなく終えたときから遅延をカウント始めるようにする。
  • 使用不可時間がある主な理由は、対峙する相手がどうディストーション(W)に対応するかにある。そのスピードと移動先地点の把握しにくさにより、プレイヤーが回避を期待できるスキルショットではないし、それを変更するつもりもない。プレー自体はLeBlancがもどるのか、それはいつなのかというものであり、そのプレーが意味を持つまでの時間が必要だ。対戦相手はLeBlancが着地したことを認識するための一定の時間が必要で、心理戦を強いられる。長い時間を必要とはしないが、そのための時間は必須だ。
  • 使用不可時間のないモデルはプロと低ping環境に偏る。使用不可時間がなくてもバッファリングがないため、多くのプレイヤーがリワーク前のWを短い遅延があるかもしれないとして使っていた。他の非常にpingに敏感な仕組みのように、完ぺきな再使用のタイミングは我々が考えるLeBlancのスキルではないことは一般vsプロのバランスでは問題なかったので、緩やかなバッファリングが格差を平らにするための合理的なものかどうかを調べていく。
  • 簡単なメモ。即時の再利用、うまく敵を倒したとき、対戦相手や観戦者が認識できない。視覚的なプレーの明確さの欠如は我々が求めているごまかしではない。


同様にPBEに加わる変更も楽しみにしてほしい。LeBlancはすべてが問題ないようであれば早くて8.6でリリースできるが、良くなるまで時間がかかるのであれば数サイクルの間PBEでの調整となるかもしれない。フィードバック、特にLeBlancの魅力的な部分を戻せたのかそうでないのかについては歓迎、感謝する。全てが組み込まれる約束はできないが、みんなのフィードバックはプロジェクトを前進を導く助けとなるだろう。

編集: 以下は現在の完全な変更リストになる。実験的なものもあるのですべてがライブへ行くとは考えていない。プレーし、考え、納得のいくものいかないものを教えてほしい。いくつか質問に答えるつもりだ。

パッシブ
ミラーイメージに戻り、現在はリワーク前と変わらない状態。

Sigil of Malice(パッシブ、シジルマリス)
ダメージ :: 55/90/125/160/195 (+0.5 AP) >>> 55/80/105/130/155 (+0.4 AP)
マークダメージ :: 55/80/105/130/155 (+0.4 AP)
マナコスト :: 40/45/50/55/60 >>> 50/60/70/80/90

Distortion(W、ディストーション)
ダメージ :: 40/55/70/85/100 (+0.2 AP) >>> 85/125/165/205/245 (+0.6 AP)
マナコスト :: 70/80/90/100/110 >>> 80/90/100/110/120
ダッシュ速度 :: 1600 >>> 1450
再使用不可時間 :: ダッシュ開始から0.85秒  >>> ダッシュ終了から0.2秒
再使用猶予 :: 4秒  >>> 3秒

Ethereal Chains(E、エーテルチェイン)
初期ヒットAPレシオ :: 0.5 AP >>> 0.3 AP
ルートダメージ :: 40/60/80/100/120 (+0.5 AP) >>> 80/120/160/200/240 (+0.6 AP)
マナコスト :: 40 >>> 70
鎖の範囲 :: 885 >>> 865

Mimic(R、再演)
RQ ダメージ :: 150/275/400 (+0.6 AP) >>> 70/140/210 (+0.4 AP)
RQ マークダメージ :: 150/275/400 (+0.6 AP) >>> 140/280/420 (+0.8 AP)
RW ダメージ :: 60/120/180 (+0.3 AP) >>> 150/300/450 (+0.6 AP)
RE 初期ヒットダメージ :: 100/160/220 (+0.4 AP) >>> 60/120/180 (+0.3 AP)
RE ルートダメージ :: 100/160/220 (+0.4 AP) >>> 120/240/360 (+0.6 AP)
クールダウン :: 54/42/30 >>> 110/75/40

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