プレシーズンでの攻撃速度に関する改善



情報元
https://boards.na.leagueoflegends.com/en/c/developer-corner/3iFxX12a-preseason-attack-speed-tweaks

Riot Stashuによる投稿

チャンピオンの初期攻撃速度で予定している変更について話したい。気を付けてほしいのは、これらの変更は小さいものだが、ステータスがどう作用するか興味のある人に説明する価値があると思う。

最初に、我々が解決したい問題の概要を示す。チャンピオンの初期攻撃速度は現在、表面上は似ているが機能的には異なる2つのもとを決定する。
  1. チャンピオンの秒間攻撃回数
  2. チャンピオンが割合攻撃速度ボーナスから得る秒間攻撃回数の量(例 アイテム、ルーン、buffなどによる割合攻撃速度ステータス)

チャンピオンによっては高レベルの攻撃速度を確保するが攻撃速度アイテムは持たなかったり、その逆が特に強力な場合がある。しかし、現状はこれを実現する方法がない。妥協して追加ステータスを足したりしない限り(例えばCaitlynは技術的にレベル1で表記されない攻撃速度ボーナスがついている)は、一部チャンピオンは必要な攻撃速度カーブを得るためにゆがめられている(Dianaは初期攻撃速度が低く、高い割合攻撃速度ボーナスパッシブを持つ)。
これらの解決策は理想的ではなく、ステータスを切り離しスキル、パッシブなどを再調整することで多くのチャンピオンの使用感やバランスを改善することができるだろう。しばしばチャンピオンのアビリティで機能するAPレシオのような、新しいステータス"攻撃速度レシオ"が欲しくなる。ステータスを得るほどチャンピオンの攻撃速度がスケーリングするようなものだ。だが攻撃速度の計算式を書き換えるだけの強い理由がなかったのでこれらの領域内で作業し、間に合わせた。

ルーンの再調整、というよりはこれまでのルーンシステムをなぜやめたかについて話す。旧ルーンシステムを削除したときにゲーム序盤のステータスの不足は多くのチャンピオンに問題を残した。そのためこういったチャンピオンを元に戻すため、チャンピオンごとにゲーム序盤のステータスに再追加をすることにした。多くのチャンピオンにとってこれは攻撃速度を得ることになった。そして問題が起きた。旧ルーンの割合攻撃速度ボーナスと同等のものを提供するステータスがなくなっていた。チャンピオンの初期攻撃速度とレベルごとの攻撃速度しか調整できるものがなく、どちらもビルドに意図しない影響をを与えることになるだろう。多くのチャンピオンがこの影響を受け問題を抱えることに伴い、かねてから要望が多くあったチャンピオンの初期攻撃速度の2つの機能の切り離しに加えて、ようやく攻撃速度の計算式を書き直す最終決定を下した。

そして作業は間もなく完了する。

悲しいかな、ルーンの再調整は巨大なプロジェクトだったので極力バグを減らして導入したかった。当然ながら、ゲーム内の全攻撃に影響する可能性のある変更は徹底したテストと検証が必要だ。それを踏まえて、安全性の面で誤った判断を下し、ルーンがリリースされるまで変更を差し戻し、問題ないかテストする時間を作った。そのためルーンの再調整のローンチでは一部のチャンピオンが一時的な解決策としてレベル1でボーナス攻撃速度を持つ"the Caitlyn special"を備えていることを了承してほしい。

しかし恐れないでくれ! できるだけ早く攻撃速度の作業を行い、ルーン調整後の1回か2回のパッチでライブサーバーへ反映できるよう考えている。それができたときにそれぞれのチャンピオンは初期攻撃速度と切り離して調整できる攻撃速度レシオを新しいステータスとして持つだろう。それに伴い、一時的な攻撃速度ボーナスを戻し、攻撃速度レシオを増やすことなくチャンピオンの初期攻撃速度を上げることで同じ効果を得るだろう(これまでに見たことのない偉業!)。

言及したいが、この新ステータスの導入は実際には少なくともすぐに何か変わることはない。そういった変更を行う力は備えているが(レベル1で攻撃速度ボーナスを得たチャンピオンを除き)まだ行っていない。この作業を終えたら、LoLでの攻撃速度は全く変わらないはずだが、将来正確な調整を行うためのツールを用意するだろう。

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